むしろ寒いのは好きだった。
自分の生まれた季節だから冬が好きだと思っていた。
大人になるにつれ、寒いのがとても苦手になっていった。
寒いから動きたくない
寒いから外に出たくない
いつの間にか冬の良さを感じることがなくなっていた。
たとえば、朝の冷たい空気のピンとした気持ちよさ。
外から帰って飲む温かなお茶の美味しさとか。
今、ふたたびその寒さを楽しんでいる自分がいることにちょっと気がついた。
小さい頃を思い出した。
そういえば寒いの好きだったなと。。。